なかむら こはる
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作品名『はんちゃんとぐんぐんちゃん』
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プロフィール
札幌出身。何を目指しているの?とよく聞かれる。
音楽をやってみたり、ダンスをやってみたり、フィギュアスケートをやってみたり、
ベランダガーデニングしてみたり。テニスも好きだし、インテリア、お洋服、文房具も好き。
一貫しているのは一人または少人数でできることが好き。
絵を描く楽しみを最近知り毎日感動の日々!
食にあまり興味はないけどチキンマンのチキンだけは特別。
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インタビュー
● 絵本を作ろうと思ったきっかけを教えてください。
「はんちゃんとぐんぐんちゃん」は父が書いたお話なんです。
3歳の私とうさぎのぬいぐるみのお話です。昨年病気が見つかって手術をしました。
同時に2つ見つかって2つ手術したのでもしかしたらって思ったんですよね。
父より先に逝ってしまうのは申し訳ないなーなんて考えていた時、
「はんちゃんとぐんぐんちゃん」を思い出したんです。子供の頃の家族の思い出を形に残したいなと。
● 今までの絵との関わりを教えてください。
WCCに入校する前に絵画を学んだ経験やイラストのお仕事されていた経験がありましたか?
子供の頃も学生時代も全く絵を描いていなくて、自分は絶対に描けないと思っていました。
でも憧れはあったんです。プーさんの顔ぐらいしか描けなくて。。。家に美術全集がずらっとあって、
子供のころペラペラとページをめくっていろんな時代や地域の美術を見て楽しんでいたのすが、
ゴヤの「我が子を食らうサトゥルヌス」を見て怖くなって見るのをやめてしまったんです。
せっかく身近に美術があったのに絵を見なくなってしまったことに何か後ろめたい気持ちがありました。
● キャラクター、ストーリーはどのように生まれましたか?
私は札幌出身なので雪国の冬の日のお話です。
母が手芸の先生で家でよく編み物をしていましたので、それがお話になっています。
● 使用した画材を教えてください。画材選びはどのようにして決めましたか?
水彩、アクリル、パステル、色鉛筆、クレヨン、コピックいろいろ試してみて、
一番使いやすそうだった水彩絵具にしました。
テクニックを習得する十分な時間はないなと判断し、水彩なのにグラデーションなしのベタ塗りにしました。
なかなか上手く塗れなくていろいろな水彩紙を試して最終的にホルベインのウォータフォードホワイトに
落ち着きました。筆も色々試した結果、水筆をメインに使用しました。
結局iPadが買えるくらいのお金を使ってしまいましたよー。
● とくにこだわったところを教えてください。
自分の技術、時間に限界を感じ、色数を限定しました。背景が描けないのでシンプルな絵にしました。
「何これかわいい!」って感じてもらえるようなのにしたかったのですが、
しっかり作り込む余裕がありませんでした。最初にラフを描いていた時にクレヨン1、2色で描いていて、
それがなんだかかわいかったのでいいかもって思いました。
はんちゃんが青くて、ママが赤くて現実感がないところが気に入っています。
● 制作中のエピソードを教えてください。
私がシンガーを志していたことをクラスで話していたので、先生が助言してくれ、
ぐんぐんちゃんの歌を作り企画発表会で披露しました!
簡単な短い歌ではありますが、作ったことで作品への愛情が深まりました。
りか先生、無茶振りありがとうございました!
● 作品に込めた想い、伝えたいメッセージを教えてください。
完全に自己満足です。(笑)
お話を作って送ってくれた父に感謝。病気に感謝。
● 初めて印刷された自分の作品を手にした時の気持ちはどうでしたか?
それはもう感激でした。
学校に入った時は本当にできるかなって不安で不安で、3月末の企画発表会の時も
7月に入稿なんて無理じゃなないかって思っていたんです。
私の場合、既にお話はあったのでストーリーは考えなくて良くて絵だけだったのですが、
ゼロから32ページ描くって本当に大変で時間が足りないって毎日毎日焦っていたので
精神的にもキツかったんです。
● 今後はどんな活動をして行きたいですか?
絵画の技法を習得しないまま絵本を作ってしまったので基礎をきちんと学びたいです。
水彩の優しいタッチが好きになったのでたくさん模写して上手に絵が描けるようになりたいです。
同時にシンプルなイラストをささっとっ描けるようにもなりたいです。
父の新作「白い月」の挿絵を描いて、私のイラスト集と合わせて冊子にしたいです!
ヒグマちゃんとJADONのイラストもたくさん描きたいです。
● 最後に好きな絵本を教えてください。
「アヒルのバーバちゃん」、「はなのすきなうし」、「からすのパンやさん」、「イップとヤネケ」